1. バルブの耐用年数
建築設備の維持保全と劣化診断 平成7年度版
建設大臣官房技術調査室
建設大臣官房官庁営繕部監督課保全指導室 監修
編集/財団法人 建築保全センター
発行/財団法人 経済調査会
① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | |
法 定 耐用年数 |
病院設備 協 会 |
(注)1 建設業協会 推定使用年数 (標準偏差) |
(注)2 久保井の調査 予防保全/ 事後保全 |
(注)3 ASHRAE Handbook 1980 |
(注)4 VDI 2067 |
|
ポンプ | 15 | 10 |
17(冷温水) 17(揚水) 12.9(排水) |
15/10 (揚水) 15/5 (汚水 ・汚物) |
20(揚水) 10(温水) 10(井戸水) 15(凝縮水) |
20(揚水) 10(温水) 10(井戸水) |
弁類 | 15 | 15 | - | 10/5 |
15(水力式) 20(空力式) 10(自力式) |
15~20 |
(注)1. 建設業協会:設備機器別耐用年数の実態調査(1980-9)
2. 久保井敬二:設備機器の耐用年数調査、建築保全1、2(1980-9)
・事後保全:故障してからその都度手当をする方法
・予防保全:事前に定期診断等で予防し故障しないようにする方法
・法定耐用年数:法定償却年数を基準に定められた年数
3. ASHRAE:アメリカ空気調和・衛生工学会
4. ADI:ドイツ空気調和・衛生工学会
2. バルブのリニュアル診断
a) バルブの配管状態での検査
1) バルブ外部の目視検査
① さび等、腐食の有無
② 弁棒の曲りの有無
③ ハンドルの破損等、異常の有無
2) バルブの外部漏れ検査
① パッキン部からの漏れの有無
② 弁箱とふたの接続部からの漏れの有無
③ パイプ接続部からの漏れの有無
④ その他耐圧部からの漏れの有無
3) 作動検査
全開から全閉までスムースに作動するかの検査
b) バルブを配管から取り外しての検査
1) バルブ内部の目視検査
① さび等、腐食の有無
(必要に応じ、外部検査機関に分析を依頼する)
② 弁座の摩耗の調査
(弁箱中心に対する、全閉時の弁体の中心の位置調査)
2) 圧力検査(必要に応じ持ち帰り検査)
① 弁箱耐圧検査(設計圧力の1.5倍の水圧)
②弁座漏れ検査(設計圧力の1.1倍の水圧)
3) 弁箱肉厚(減肉の調査)